2024/06/28

【決定版】障がい者福祉に向いてる人の9つの特徴!向かない人の特徴も一緒に解説

介護のキャリア

「障がい者福祉の仕事のやりがいって何?」   
「向いている人の特徴について知りたい!」

介護の仕事をしていると、障がい者福祉の仕事に興味を持ったという方もいるかもしれません。

障がい者福祉は、障がいがある方の生活をサポートする仕事です。身体障がいや精神障がい、知的障がいなどを抱えた18歳以上の方向けのサービスです。

この記事では、障がい者福祉に向いている人の9つの特徴についてくわしく紹介します。障がい者福祉の仕事に興味があるという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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障がい者福祉に向いている人の9つの特徴

障がい者福祉に向いている人の特徴

障がい者福祉に関わる仕事は入所や訪問、通所などさまざまです。一貫しているのは「障がいがある方を支援する」ことです。

その視点で障がい福祉の仕事に向いている人の特徴を9つ紹介します。

  • 明るくポジティブな人
  • 思いやりのある人
  • 体力がある人
  • 多様な価値観を受け入れられる人
  • 人の悩みをしっかり聞ける人
  • 将来について話し合える人
  • チームワークや協調性がある人
  • 臨機応変に対応できる人
  • 忍耐力がある人
宇都宮 真悟
順番にくわしく解説していきます。

明るくポジティブな人

障がい者福祉の仕事は、障がいを抱えている方と関わっていく仕事です。障がいによって思ったようにできない、不安になりやすい方も多くいます。そのため、物事をポジティブに見る視点を持ちましょう。

また、相手の感情に共感しすぎて自分が不安になることも避けてください。常に利用者さんを、フラットに受け入れていく姿勢が重要です。不安な気持ちが相手に伝わらないような配慮をしていく必要があります。

思いやりのある人

障がいを抱えている方は、気持ちの表現やコントロールが難しい場面が多々あります。それを理解し、時間をかけて利用者さんの感情の感情に向き合い、サポートしていける、思いやりのある人が向いています。

思いやりの心が伝われば、利用者さんとの信頼関係が築け、普段のサポートもしやすくなるはずです。

体力がある人

身体的な介護が必要な障がい者さんもいるため、体力がある人は障がい者福祉の仕事に向いています。とくに入居や訪問などでは、排泄介助や移乗介助、入浴介助などがあるため、体力が必要です。

もちろん介助のコツなどを学べば、体力の消耗の少ない介助も可能ですが、毎日のようにこなす必要があります。

体力に自信がない場合は、身体的な介助の少ない利用者さんがいる勤務場所を選びましょう。

多様な価値観を受け入れられる人

利用者さんの中には、さまざまな価値観を持っている方がいます。なかなか自分が理解できないような悩みや生き方、希望があるかもしれません。障がい者福祉の中で主役は「利用者さん」です。

あなたの価値観ではなく、利用者さんの価値観が優先され、可能な限り実現できるように努める必要があります。

宇都宮 真悟
人の価値観を自分とは違うと知ったうえで受け入れられる人は、障がい者福祉に向いています。

人の悩みをしっかり聞ける人

利用者さんの中には「上手に伝えられない」「伝えるのに時間がかかる」という方もいます。辛抱強く待ちながら、利用者さんの悩みを聞き出すようにしましょう。

ときには利用者さんだけでなく、利用者さんの家族に寄り添いましょう。障がい者の方のサポートは、状況によって変わる利用者さんに対して臨機応変な対応が求められます。利用者さんの1番身近な、家族の悩みや心配ごとも把握しておきましょう。

将来について話し合える人

障がい者福祉は、障がいを抱えた方が生活しやすいように支えていく仕事です。今の生活だけではなく、将来について目を向けていく姿勢が重要です。

なかなか話しにくいことではありますが、利用者さんの自立を考えたときに、しっかり話し合う必要があります。たとえば、仕事や将来的に住む場所、同居家族がなくなった場合についてなどです。

障がい者福祉で働くなら、利用者さんと将来について前向きに話し合っていける環境をなるべく早めに整えていく必要があります。

チームワークや協調性がある人

障がい者福祉では、利用者さんをチームで支援していくことが重要です。そのため、協調性のある人が向いています。利用者さんの価値観をチームで共有すると、自分とは違う価値観であっても、寄り添いやすくなります。

また、対応を統一すると利用者さんが混乱せず、適応していく環境を整えることが可能です。支援がうまくいかない場面でも、チームだと悩みや苦労を共有できるので、支えになります。

宇都宮 真悟
1人よりも、チームで働きたいと考えている人には、障がい者福祉の仕事がおすすめです。

臨機応変に対応できる人

障がいを抱えている利用者さんは、個性的な方が多いです。特定の物事にこだわったり、大声を出してしまったり、ひとつの行動を繰り返したりする方もいます。一人ひとりの状況によって、スタッフが柔軟に対応を変えていく必要があります。

また、体調によっても利用者さんの反応が変わるため、その点からも臨機応変な対応が重要です。予想しないトラブルが起きた場合でも、利用者さんのことを第一に考えて、冷静に対応しましょう。

忍耐力がある人

障がい者福祉の仕事では、さまざまな支援を通して、利用者さんを支援していきますが、思ったようにいかない場面も多々あります。それに、なかなかその場での成果が見えにくい場合も多いです。どうしても支援が長くなってくると、変化がないと焦りを感じてしまうかもしれません。

たとえ目標に向かって大きな変化がなくても、ちょっとした変化などを見つけるようにしましょう。その積み重ねが大きな変化につながるはずです。忍耐強く仕事に取り組める人は、障がい者福祉に向いています。

障がい者福祉に向かない人の特徴

障がい者福祉に向いている人の特徴について話してきましたが、逆に向いていない人の特徴は何でしょうか。

宇都宮 真悟
向いていない人の特徴として、以下の3つを解説します。
  • 多様性を受け入れられない人
  • 自分のペースで仕事をしたい人
  • コミュニケーションが苦手な人

多様性を受け入れられない人

自分の考えがいつも正しいと考えている方は、利用者さんの価値観を受け入れられず、壁にぶつかる可能性があります。

何に生きる価値を見出すかは、誰でも自由に決められます。利用者さんの人生の目標を決めるのは、利用者さんであるべきです。スタッフはあくまでも、尊重し支えていく姿勢を見せましょう。自分の価値観や先入観だけで物事を判断しないようにしてください。

自分のペースで仕事をしたい人

自分のペースで仕事を終わらせていきたい人は、障がい者福祉の仕事には向いていません。

障がいのある方は、身体も心も自分でコントロールできない場面が多くあります。言われてもできない、やるのに時間がかかる場合もあります。その状況に耐えきれずイライラしてしまう人は、自分のペースで仕事をしたい人で、ペースを乱されるのが苦手な方です。

イライラや不機嫌な様子を仕事中におさえられない人は向いていない可能性が高いです。

コミュニケーションが苦手な人

障がいを抱えている方は、感情を言葉で表現するのが苦手です。そのため、積極的にコミュニケーションをとって理解していく姿勢を持つことが、良い支援に繋げるために重要です。つまり、相手にまっすぐ向き合って、相手の気持ちを汲みながら、やり取りできる人に向いています。

また、多くの人と意見や情報交換をしながら、関わっていく必要があります。自分の気持ちを表現したり、伝える機会が頻繁にあり、コミュニケーションが苦手という方には向いていません。

そもそも「障がい者福祉の仕事内容」とは?

障がい者福祉サービスにはさまざまな種類があり、それぞれ異なる支援を提供します。そのため、どの仕事につくかによって、仕事内容が大きく変わります。主な仕事内容は以下の4つです。

  • 生活介護
  • 自立訓練
  • 就労支援
  • 居住支援

生活介護

生活介護は、身の回りの生活に関わる援助を行います。具体的には、食事や更衣、排泄、入浴、掃除、洗濯などです。休日に買い物に行く際の同行支援や移動支援も、サービスに含まれます。

利用者さんの自立度によって支援内容が変わるため、適切なサポートを行えるよう、利用者さんの特徴をおさえておきましょう。

自立訓練

自立訓練は、リハビリやトレーニングを行う「機能訓練」と、食事や排泄などの動作ができるようにするための「生活訓練」があります。身体的なハンディキャップがある方は「機能訓練」、知的障がいや精神障がいがある方は「生活訓練」を行います。

宇都宮 真悟
利用者さんがひとりでも自立した生活が送れるように、しっかりと訓練を行いましょう。

就労支援

就労支援にもさまざまな種類があります。

就労継続支援はA型とB型があり、A型は雇用契約を結ぶため賃金が発生しますが、B型は訓練のために通っているため賃金が出ません。利用者さんの能力に応じて、お菓子づくりや割り箸の袋つめの軽作業など、仕事を振り分けています。

ほかにも、就労移行支援や就労定着支援などを行い、サポートを行っています。

居住支援

居住支援として、自立生活援助と共同生活援助があります。

自立生活援助は、1人で生活している利用者さんの自宅を定期的に訪問するサービスです。困りごとを把握し、解決できるようアドバイスを行います。

また、共同生活援助はグループホームとも呼ばれ、支援を必要とする方が集まって生活する場所です。生活全般の支援があり、スタッフが常駐しています。

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障がい者福祉の向き不向きに関するQ&A

障がい福祉の平均年収は?

厚生労働省の「令和4年度障害福祉サービス等従事者処遇状況調査結果」によると、障がい福祉に関わる介護職員の平均給与は、31万5,290円です。介護の分野の給与としては高い方です。

ただし、資格の有無や職場の待遇、夜勤手当によっても給与は大きく変わります。あくまでも、参考程度にとどめておいてください。

障がい者施設で働くやりがいは?

さまざまな職種の方と協力したり、利用者さんが成長していく姿を見れたりと、障がい者福祉では「やりがい」を感じる場面が多くあります。利用者さんや家族と向き合う中で、ひとつずつ課題や悩みを共に乗り越えていくと、より達成感を感じやすいです。

そして、利用者さんだけでなく、支援を通して自分自身が成長できる場面も多くあります。人と関わる仕事が好きという方はやりがいを感じやすいはずです。

障がい者福祉はやりがいのある仕事!興味があれば挑戦しよう

障がい者福祉の仕事は、生活場面から就労まで、幅広く利用者さんに関われる仕事です。そのため、利用者さんの障がいに対して理解を深められ、やりがいがあると感じられる点がメリットです。

障がい者福祉に向いている人の特徴を振り返りながら、まずは自分に向いているのかを考えてみましょう。実際に働く姿が想像できたら、障がい者福祉の世界にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

宇都宮 真悟
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著者情報 / 監修者情報

宇都宮 真悟
2014年に株式会社ネオキャリアへ入社。 メンバー→副支店長→支店長→ゼネラルマネージャー→東日本統括部長と、1メンバーから東日本統括の部長まで経験。 2022年4月より1年間、介護職派遣を行っている複数社へのコンサルを行い、2023年4月よりプラス・ピボットへジョイン。梅田オフィスマネージャーとして従事。 仕事のモットーは「凡事徹底」。当たり前の事を丁寧かつスピード感を持って行い、その積み重ねでお客様との信頼関係を構築していきたいと考えています。