「収入を上げるために介護の夜勤専従を考えているけど、実際の手取りはどれくらい?」
「夜勤専従を選ぶ際のポイントを知りたい」
このようにお考えではありませんか。
夜勤専従にするとライフスタイルが大きく変わるため、できる限り失敗しないように働き方を選びたいものです。
そこで本記事では、以下の内容を紹介します。
- 夜勤専従の手取りイメージ
- 夜勤専従を選ぶメリット
- 夜勤専従で手取りを上げる方法
手取りが上がれば世帯収入が上がり、生活が現状よりも楽になる可能性があります。夜勤専従にすべきかお悩みの方は、ぜひご覧ください。
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【予備知識】介護の夜勤専従の働き方
介護の夜勤専従とは、主に夜間に働く業務形態です。交代制とは違って夜勤のみで働くため、生活リズムの乱れは比較的小さい傾向にあります。
夜勤専従の勤務時間は、大きく2種類に分けられます。勤務時間の長いロング夜勤では16時間。勤務時間の短いショート夜勤では8時間です。休憩時間は施設によって異なります。
夜間の介護現場では、主に下記の業務を担当します。
- 利用者のケア・サポート
- 緊急時の対応
- 夜間の見回り
夜勤専従として働く時間帯は、基本的に利用者は就寝しています。しかし、利用者のなかには自分で寝る準備ができなかったり起きられなかったりするため、ケアが重要です。
夜勤専従の手取りイメージ
夜勤専従の手取りイメージを、2つのケースで紹介します。
- 一般的な夜勤手当の場合
- 2交代・3交代によっても手取りは変わる
夜勤専従の場合は手当が加算されるため、手取り額は増加します。
一般的な夜勤手当の場合
夜勤手当は、1回につきプラスされる金額です。介護現場によって異なりますが、一般的に1回の夜勤でつく手当は、5,000円前後といわれています。
たとえば、時給1,500円で夜勤手当が5,000円、実働15時間の場合、1回の勤務で得られる給与は下記のとおりです。
1,500円×15時間+5,000円=27,500円
月に12回夜勤をおこなった場合は、330,000円の給与です。ただし、この金額から税金や保険料が差し引かれるため、手取り額は25万円〜28万円前後になると考えられます。
2交代・3交代によっても手取りは変わる
一般的に介護職は交代制で、2種類あります。2交代制では、日勤と夜勤2つのシフトで運用しています。いわゆるロング夜勤で、手取り額は増加する傾向にありますが、拘束時間が長いです。
3交代制は早番・中番・遅番の3つのシフトにわかれています。3交代制の場合をショート夜勤と呼び、ロングと比べて手取り額は減少するものの、時間的余裕は多いです。このように交代制の違いによって勤務の頻度や時間が異なり、手取りの額にも変動が生じます。
介護職で夜勤専従を選ぶ5つのメリット
介護職で夜勤専従を選ぶメリットは、下記のとおりです。
- 生活リズムを整えやすい
- 高収入を得られる
- 日勤より仕事量が少ない傾向がある
- 昼間を自由に過ごせる
- 副業しやすい
夜勤専従の場合、日勤と比べて業務が定型的で量も多くありません。したがって、業務負担は日勤よりも軽くなる傾向にあります。ひとつずつ紹介します。
生活リズムを整えやすい
夜勤専従は深夜のみ働くため昼夜逆転の生活にはなるものの、交代制と比べて勤務時間は一定です。そのため、生活リズムの乱れは比較的小さく済みます。曜日を固定できればより生活リズムは一定となり、スケジュールは立てやすいです。
たとえば、月〜水曜日まで3日間働いた場合、木曜日は夜勤明けとなり金土日が休日になります。翌月曜日も夜勤なので、実質的な休日は4日間です。
毎週4日間の休日があれば、少し遠出することも苦ではありません。日中のフルタイム勤務や交代制と比べて休日も多くなるため、プライベートも充実しやすいです。
高収入を得られる
夜勤専従は手当の支給があるため、手取り収入の増加が見込めます。日中のフルタイムや交代制と比べると、休日が多い点も見逃せません。
たとえば、時給1,200円のフルタイムで簡易的に勤務日数を20日と仮定すると、
1,200円×8時間×20日=192,000円
となり、休日は10日間ほどです。「夜勤専従の手取りイメージ」の例では、月の給与はおよそ25~28万円程度でした。休日は18日間です。
夜間に働く必要はあるものの、給与と休日で大きなアドバンテージを得られます。ただし、給与は施設や事業者によって変わるため、あくまでも参考程度に考えてください。
日勤より仕事量が少ない傾向がある
基本的に夜間は利用者が就寝しているため、ケアやコミュニケーションの頻度は日勤に比べて少なくなります。トラブルがない場合は自分のペースで仕事ができるため、人によっては日勤よりも業務が楽に感じることも多いです。
また、日勤では事業の管理者もいるため、本来のオペレーションにはない業務を任せられるケースもあります。しかし、基本的に夜勤でそのようなことはありません。
ただし、夜勤帯でのオンコールや人員が少ないなかでの責任感はあるので、夜勤ならではの大変さがある点は留意しておきましょう。
昼間を自由に過ごせる
夜勤専従は昼間の時間を自分の意志で使えるため、趣味に使ったり日中のみ開催されるイベントや講座に参加したりできます。とくに、研修会に参加したり、資格の勉強時間を確保できたりするため、スキルアップを検討している場合はメリットになります。
夜勤の曜日が固定されている場合は毎週長めの連休を取得できるため、大きな予定も立てやすいです。日勤ではなかなかできない、夜勤専従ならではの大きなメリットといえます。
ただし、日中に無理をすると夜勤に影響を及ぼすため、疲労の回復を最優先に考えましょう。
副業しやすい
事業所が副業を認めている場合は、空き時間や休日を利用してはじめられます。とくに、夜勤専従だと昼間の時間が自由になるため、副業やアルバイトの掛け持ちが可能です。
副業をはじめるうえで注意したいのは、夜勤に悪影響を及ぼし業務がおろそかになってしまうことです。空き時間を利用する無理のない副業も多いため、収入を優先しすぎず事業所や同僚に迷惑をかけないようにしましょう。
介護職の夜勤専従を選ぶ際の注意点
介護職の夜勤専従を選ぶ際の注意点は、下記のとおりです。
- 夜勤1回の単価だけで選ばない
- 夜勤専従は月何回まで働けるか把握しておく
- 昼夜逆転した生活になる
- 人数が少ないと忙しくなる場合もある
事業所によっては、夜勤を1人体制で運用する場合もあります。ひとつずつ見ていきましょう。
夜勤1回の単価だけで選ばない
夜勤専従のスタッフとして働く場合は、勤務1回の単価だけで選ばないようにしましょう。求人情報には、夜勤専従の給与が15,000円や20,000円などと記載してある場合があります。
金額だけ見ればよさそうに見えますが、ほかの条件も見て総合的に判断しなければなりません。たとえば、実働15時間で夜勤1回15,000円となれば時給にすると1,000円になってしまいます。
夜勤専従は月何回まで働けるか把握しておく
夜勤専従として働く場合、原則として出勤回数に明確な制限はありません。しかし、夜勤明けとその翌日は休日となるシフトが多いため、ほとんどの場合は週に2〜3回の勤務となります。したがって、出勤回数は多くても月に10回前後が一般的です。
夜勤は変形労働時間制が適用されているため、週の労働時間は40時間以内に抑える必要があります。1回の勤務が15時間の場合は、週に2日しか働けません。
夜勤専従には勤務時間や日数に実質的な制限がかかるため、稼ぎたいからといってたくさん働けないと覚えておきましょう。
昼夜逆転した生活になる
夜勤専従は昼夜逆転する生活が基本のため、慣れていない人は辛く感じる場合もあります。とくに、朝や昼に睡眠を取ったとしても、深夜になるとやはり眠くなるケースが多いです。
睡眠の取り方に絶対的な正解はありません。たとえば、夜勤が終わってそのままたっぷり寝る人もいれば、昼過ぎまで起きて2〜3時間仮眠する人もいます。
完全に昼夜逆転の生活を送ると太陽光を浴びる機会が減り、体調を崩しやすくなります。収入を上げたいからといって、無理に夜勤専従を続けて体を壊しては元も子もありません。いつも以上に体調管理を心がけましょう。
人数が少ないと忙しくなる場合もある
夜間は人が少なくなる傾向にあり、ワンオペで対応する施設もあります。トラブルなく通常どおり稼働している場合は問題ありませんが、緊急時の対応で業務が忙しくなるケースもゼロではありません。
とくに、ワンオペの場合は、定常業務も緊急事態も対応しなければならないため、休憩を取れないことも多いです。状況によってはトラブルを処置したり病院と連携したりする必要もあります。
周りに相談者がいないため、精神的なストレスを感じる人もいます。
介護の夜勤専従で手取りを上げる方法
介護の夜勤先で手取りを上げるおもな方法は、下記のとおりです。
- 資格を取る
- キャリアアップを目指す
- 福利厚生が充実している介護派遣に登録する
介護に関連する資格を取得することで、手当を期待できます。ひとつずつ見ていきましょう。
資格を取る
介護職にはさまざまな資格があり、取得することで専門性を高め、より高い手取りを得られます。たとえば、介護福祉士やケアマネジャーなどの資格保持者は、非保持者と比較して手当や給料が増加しやすいです。
資格を取得すると、夜勤専従ではなくても給与アップが期待できます。介護職を続けていく限り有効な方法なので、積極的に取得するのがおすすめです。
下記の記事で介護職のスキルアップについてまとめました。
キャリアアップを目指す
職務経験や資格を活かしてリーダーや管理職への昇進を目指すと、手取り額も上がる可能性があります。介護に関するさまざまな研修や勉強会があるため、参加するのもおすすめです。
たとえば、公益社団法人 日本介護福祉士会では「介護福祉士ファーストステップ研修」を開催しています。研修の過程で高度なスキルを身に付けられれば、自己成長も可能です。
下記の記事で介護職のキャリアアップ方法を紹介しています。モデルケースを交えて解決しているため、わかりやすいキャリアパスを知りたい方はご一読ください。
福利厚生が充実している介護派遣に登録する
介護職で手取りを上げるためには、介護派遣に登録するのもひとつの方法です。同じ施設でも、夜勤手当の金額が違う場合もあります。また、福利厚生が充実した介護派遣を選ぶと、すぐに収入アップにつながる可能性もゼロではありません。
たとえば、介護人材サービス「ホップ」では、福利厚生の充実に力を入れています。ホップの特徴は、下記のとおりです。
- 時給とは別に現金還元できるポイントを付与
- 自動的に時給が上がる会員ランク制度
- 月額9,500円相当の通信サービスを無料で利用可能
- 介護資格を持った経験豊富なコーディネーターがサポート
1時間ごとに時給とは別のポイントがつき、会員ランクが上がれば付与されるポイントも増加します。会員ランクは勤務時間に応じて自動でアップするため、働けば働くほど時給が上がるシステムです。
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夜勤専従のメリット・デメリットを理解して自分にあった方を選択しよう
夜勤専従は、高収入を得やすくて休日も多い働き方ができます。しかし、夜勤経験が少ない人はそれまでの生活リズムと一変するため、体調不良に陥りやすいのが難点です。
得られる収入と働きやすさを天秤にかけて、自分にとって無理のない選択がを心がけましょう。
なお、介護人材サービス「ホップ」では、介護資格を持った経験豊富なコーディネーターがお仕事探しから就業中のサポートまで実施しています。
コーディネーターが夜勤専従についても熟知しているため、「自分にあっているか」といった相談も可能です。
この記事は「コンテンツ制作ポリシー」に沿って執筆しています。