2023/08/01

恋文(2023年8月号)

社長コラム

介護人材サービス『+ホップ』の代表を務めております、山本直生と申します。

日々のお仕事お疲れ様です。

暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。早く過ごしやすい季節になってほしいですね。

 

この「恋文」は山本から一方的に日ごろの感謝をお伝えするもので御座います。

それ以上でも、それ以下でもなく他意も御座いません。

とはいえ「こんな会社ステキ!」と思っていただき、皆様の安心につながったら良いなと考えております。

介護業界の課題

僕が抱える介護業界の課題は、ズバリ「評価基準がない」ということです。

営業や販売職と違って、成果を数字で表すことができないため、個人の評価が曖昧になりがちです。

だから何年も給与が上がらないのは当たり前。5年働いている方と、昨日入った新人の給与が一緒。

これって普通に考えておかしくないですか? …でも介護業界では当たり前になっていますよね。

そもそも「資格が有るか?」「経験が有るか?」の2択で人物を判断して、基本給与に反映するって、おかしくないですか?(2回目)。

人の価値や評価をそんな単一の基準で決めるのはナンセンスです。

こんな事は一般の企業ではあり得ません。

ただ、介護の派遣会社としても昇格基準や評価制度がないというのも当たり前になっています。

やっぱ、おかしくないですか?(3回目)

 

これでは長期的にキャリアを積んでいこうと思う人の意欲が低下するのは無理ありません。

僕は多くの介護職員と接する中で、給与不満以上に、評価されていないことへの不満が多いのではないかと感じたのです。

そりゃそうですよね、やってもやらなくても同じ給与なら、同僚よりも頑張るモチベーションが保てるはずがありません。

 

ホップでは「はじめる方」よりも「続ける方」を応援すると決めています。

そのためオリジナルのポイント制度を導入し、それを現金で還元しております。賞与があると考えてください。           

また継続時間に応じて上がる会員ランクもあり、長く続ける方がドンドン得をする制度を、福利厚生に入れております。

ポイントによる所得UP、会員ランクによる明確な評価によって介護業界の課題を変えていきたい。

そんな想いから、始めたホップ独自の制度です。

その他も、携帯のパケット量・国内通話無料などの「生活サポート」も行っております。これは業界初です。

是非、サービス紹介ページを覗いてみてください^^!

過去の教訓、いまの決意

「世界が明日終わりになると知っていても私は今日リンゴの木を植える」という言葉があります。

諸説あるようですが、宗教改革を始めたマルティン・ルターの言葉として知られています。

もし明日、世界が本当に終わりを迎えるならば、今日、リンゴの木を植えたところで何の意味もないはずです。

それでもこの言葉が多くの人の共感を呼ぶのは、「たとえ意味がなくとも、今の自分にとって意義あることを私はやる」

そんな強い思いに、多くの人が心を打たれ、同時に自分自身の行動を考えさせられるからではないでしょうか。    


私は前職で介護派遣サービスを立上げ、業界No1のサービスを創り上げた経験があります。

22歳で事業を始め5年で売上100億円、そして最後は全国60拠点まで拡大し、圧倒的業界No1となりました。

きっとホップで働く皆さんも知っているサービスだと思います。あの創業者は私です。笑

今日は成功体験や自慢話をしたいのではありません。むしろ逆です。みなさんに謝罪をしたいのです。

私は当時、責任者として全国の売上だけを必死に追いかけていました。

派遣スタッフさんの事はロクに考えず、「1件、2件」と数えながら、日々パソコンにカタカタと数字を入れていました。

その時、スタッフさんの顔や生活背景などを思い浮かべることはありませんでした。

しかし時代背景もあり、当時、売上はガンガンと増え続け、あっという間に私たちは業界No1の地位になったのです。

その時は大きな達成感と充実感を得たのを覚えています。

一人ひとりのスタッフさんを置き去りにして、私は売上という成長の魔物に憑りつかれていました。

 

問題はここからです。

私は売上や成長率を誇らしげに語るばかりで、一人ひとりのスタッフさんと向き合う時間を疎かにしていきました。

お客様第一で始めたはずなのに、顧客不在のマネーゲームとなっていったのです。 

すると次第にスタッフさんが10人減り、50人減り、気づけば売上もどんどん落ちていきました。 

それもそのはずです。

派遣スタッフさんにとっては「たった1回の転職」です。

一人ひとり事情が違うなかで、最適なお仕事探しを望んでいるにも関わらず、

私はパソコンで全体数字を見るばかりで、

現場で日々働いてくれている人のことを「人数や件数」だけで見ていたのですから、お客様の心がどんどん離れていくのは当然の結果でした。

あの時のことを今では本当に後悔しています。

もし、当時のお客様・スタッフさんに会えるなら直接謝りたいです。

私たちはお客様のご協力ご理解があって成り立っています。

一人ひとりのお客様と向き合うことが一番大切であり、一番に求めることです。

バカな私は失敗を経験した今、ようやく気付くことができました。

私は過去をどうすることもできません。ですが、自分が学んだことを話し、その教訓をしっかりと活かしていくことはできます。

やり直しはきかないんです。

皆さんに知っていただきたいことは、これまでのことではなく、これから私たちがこのサービスをどこに向かわせるのかですよね。

先日訪れた園芸店にこんなポスターが貼ってありました。

「木を植える最適な時期は10年前でした。2番目に良い時期は今日です。」

また1からです。介護人材サービス『+ホップ』と、当社の社員をよろしくお願いいたします。 

山本

《ホップの福利厚生》

 

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