2024/04/01

恋文(2024年4月号)

社長コラム

異物を嫌う「はらぺこあおむし」

僕は子どもの頃から「余計な事を言う子」で有名だった。

なので、学校の先生はもちろん、近所のおばさんにもめっぽう嫌われていた(と思う)。

その性格を修正することができないまま大人になってしまい、あろうことか、こうして多くの方に話をし、メッセージを書くような仕事をしているのであります。

 

どうやら社会に出ると「余計な事」を言ってはいけないみたいです。

本音と建前を分けるのが大人ですので、目の前のオジサンの鼻毛が出ていても「鼻毛出てますよ」とは言ってはいけません。

正しい大人のマナーは、ニコっと笑ってその場を立ち去り、SNSに書き込むか、会社に戻って同僚に笑って伝えることらしいです。

そして、その人は今日も鼻毛が出たままなのだが、それは私たちにとっては関係ないこと。という正義です。

とうことで、これまで余計なことを言い続けてきた僕が、今日も「余計な事」を言いたいと思う。

 

行き過ぎた正義感は「面白さ」をなくす。ということ。

 

うちの息子が大好きな絵本に『はらぺこあおむし』があります。

実は以前、この絵本をめぐって小さな騒動が起こったといいます。

発端は数年前の毎日新聞の風刺漫画でる。

2021年6月5日朝刊で「はらぺこIOC食べまくる物語」と題した風刺漫画を掲載した。

 

頭は国際オリンピック連盟会長のバッハ会長らIOC幹部、体ははらぺこあおむしという生き物が、「放映権」と書かれたリンゴを貪り食っている。

これに激怒したのが『はらぺこあおむし』の日本語版を出版する偕成社だった。

今村社長の名義で、「強い違和感」「不適当」「猛省を求めたい」と『毎日新聞』を手厳しく批判したという。

 

今村社長曰く、「表現の自由、風刺画の重要さを信じるがゆえにこうしたお粗末さを本当に残念に思います」

何もパロディが悪いわけではなく「お粗末」なのが問題だと。

出版社の社長らしく、「表現の自由」の重要性にも目配りした理知的な文章だと感じたが、ひとつ気になったのは、今村社長が『はらぺこあおむし』の「楽しさ」を、「あおむしのどこまでも健康的な食欲と、それに共感する子どもたち自身の『食べたい、成長したい』という欲求にある」と述べている点だ。

 

ん?『はらぺこあおむし』ってそんな話だったっけ?

そう思い、息子から絵本を取り上げて読み返してみると、どうやら主人公はえげつない量を食べている。

「リンゴひとつ」「ナシふたつ」「スモモみっつ」「イチゴよっつ」「オレンジいつつ」それから「チョコレートケーキ」「アイスクリーム」「ピクルス」「チーズ」「サラミ」「ぺろぺろキャンディ」「さくらんぼパイ」「ソーセージ」「カップケーキ」「すいか」。 

どう考えても青虫としては食べ過ぎだ。

案の定、彼はお腹を壊す。

結局「みどりのはっぱ」を食べて食欲が満たされ、無事に蝶になるという物語だ。

 

果たしてこれが「健康的な食欲」なのか?

僕からすれば、強欲の主人公が身の程をわきまえて腹痛が治まる話にも読める。

その意味では、オリンピックマネーで肥大化したIOCを風刺するにも適当な材料 なのでは?とすら読める。

もちろん物語の解釈にただ一つの正解を想定すべきではない。

ただし亡くなった作者のエリック・カールさんは、パロディや風刺画にとても寛容だったとも聞く。

事実、世界中で多くの「はらぺこあおむし」のパロディ絵本が出版されている。

 

アメリカでは『THE VERY ANGRY PRESIDENT』など政治を風刺した作品も多い。

ちなみにトランプ前大統領が反逆罪で逮捕されるという陳腐なオチの絵本だ。

 

パロディが表現の自由なら、その批判も自由である。その議論にはもちろん意味がある。

しかし過剰に「いいパロディ」と「悪いパロディ」を峻別しようとする態度は、結果的に表現の自由を狭めかねないと危惧もする。

国による表現規制も、「誰が見てもこれはダメ」というものから始まる。

2002年に「松文館事件」というのがあったそうだ。

成人漫画『蜜室』がわいせつ画に当たるとされ、作者らが一斉に逮捕された。

その裁判で証言に立った漫画家のちばてつやさんは、その作品を「ほめられたものではない」としながらも、「わいせつな表現も許容するおおらかさが必要」と訴えたという。

 

「悪いパロディ」を根絶したいという正義感もまた、腹痛を催させるような、強過ぎる食欲に思えてしまう。

 

なんでも、自由の規制は「例外」から始まる。今までの正義が、これからを彩るとは限らない。

行き過ぎた正義感は「面白さ」をなくすばかりか、予測不能な今の時代にはハマらないのだと思ってしまう。

 

もし、2019年に政治家が「有事の際、国民の 行動を制約する法律を作りましょう」と呼びかけていたらきっと大反対にあったはず。

だが、いざ未知のウィルスが世界で流行すると、これは「例外」と言わんばかりに、積極的に制限に賛成する世論が盛り上がった。

それで良い。

 

当然、ウィルスは歓迎できるものではないが、今の社会に求められるのは「例外」を恐れない(許容する)姿勢ではないかと思う。

是非使ってほしい! 「ホップの福利厚生」

国内通話し放題!パケット通信し放題!

ホップくん

ねえねぇ、、、聞いてほしい悩みがあるんだけど💦

 

どうしたの ? いつも絶好調なホップくんが悩みなんて珍しいね。

 
社長
ホップくん

生活サポートってゆう、福利厚生を準備しているのだけど、なかなか知られてなくて、利用者が少ないんだよ・・・(※利用者は1割程度)

 

え、そうなの ? それはどんな福利厚生なのー?

 
社長
ホップくん

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もったいない!しかも今使ってるケータイキャリアに関係なくだよね?

 
社長
ホップくん

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社長
ホップくん

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収入を増やすことも大事だけど、支出が減るのも助かるね^^

 
社長
ホップくん

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本当にそうだね!たくさんの人に使ってもらえると嬉しいね^^

 
社長

※茶番劇にお付き合いいただき、ありがとうございます。是非、当社のサービス紹介ページを覗いてみてくださいm(__)m