「ガイドヘルパーの仕事はしんどいって本当?」
「ガイドヘルパーのやりがいは?」
ガイドヘルパーに興味を持っている方でも、そのような疑問を抱えている方は多いです。
外出を支援するガイドヘルパーは多くのスキルが必要とされる仕事のため「しんどい」と言われることが多いです。
本記事では、ガイドヘルパーがしんどいと言われる理由ややりがいについて、詳しく解説します。辞めたいと考えている方は働く場所を変えるのも選択肢のひとつです。ぜひ記事を読んで介護派遣サービスのホップにご相談ください。
ガイドヘルパーの仕事がしんどいと言われる理由
ガイドヘルパーは視覚障がいや知的障がい、全身の障がいを抱えた方などさまざまな障がいを持つ方の外出を支援します。ガイドヘルパーがしんどいと言われる理由は主に以下のとおりです。
- 利用者によって業務量が変わる
- 周囲に気を遣う
- 過剰な要求をされる
- 人間関係に悩みやすい
- 利用者のメンタルケア
利用者によって業務量が変わる
ガイドヘルパーは障がい者の状態に応じて支援方法が変わります。また、本人のやりたいことに応じて業務の内容も大きく変わる点も特徴です。
長時間利用者さんに付き添って、ガイドヘルパーとして働くのはハードだと覚えておきましょう。利用者さんと複数の場所を訪れる、外出の後に自宅で料理をする、など気力や体力が必要とされる場面があります。業務量に対して、賃金が見合っていないと感じている方も多いです。
周囲に気を遣う
ガイドヘルパーとして働く場合、障がいを持つ方と一緒に外出します。1人で外出するよりも制約があったり、危険がないよう常に警戒する必要があったりするため、周囲に気を遣って精神的に疲れやすいです。
たとえば車椅子の場合、エレベーターや身障者用トイレの把握も重要です。視覚障がいを持っている場合は点字ブロックをたどりながら、目的地まで誘導しなければなりません。
必要に応じて、事前に下調べしておく必要があるかもしれないので、注意しましょう。
過剰な要求をされる
利用者さんにとっては久しぶりの外出のため、「普段できないことをしたい」という気持ちが強いかもしれません。事前に話した内容に含まれていないサービスを要求された場合は、きちんとした説明や対応が必要です。上手に対応できない場合、自分の力不足を感じてしまい、自信を失ってしまうかもしれません。
それでもトラブルになる場合は、ほかの人に協力を求めるなどして対応してください。
人間関係に悩みやすい
ガイドヘルパーは利用者さんと1対1で外出する場合がほとんどです。利用者さんとコミュニケーションがうまく取れない、ニーズを汲み取れないとお互いフラストレーションを抱えてしまいます。
サービスの特性上、利用者さんと距離をおくことも難しいため、自分の感情とも上手に向き合っていく必要があります。所属している事業所がある場合は、上司への相談を検討しましょう。
利用者のメンタルケア
利用者さんと長時間関わる仕事のため、利用者さんの悩みを直に聞けるのもガイドヘルパーの特徴です。日常生活の出来事やニュースの話題はもちろん、時には、家族や介護に関する重たい話があるかもしれません。
利用者さんのメンタルケアも重要ですが、ヘルパー自身も気持ちが引きずりこまれないように注意しましょう。ガイドヘルパーを続けていきたいなら、メンタル面のセルフケアも重要です。
ガイドヘルパーの仕事で得られる5つのやりがい
ガイドヘルパーはしんどいと感じることも多いですが、とてもやりがいのある仕事です。ガイドヘルパーの仕事で得られるやりがいは以下の5つです。
- 外出できなかった人の支援ができる
- 細やかなサービスを提供できる
- 普段関わらない人と出会える
- 感謝されやすい
- 視野が広がる
それぞれ詳しく解説します。
外出できなかった人の支援ができる
今まで外出がしたくてもできなかった人の支援ができる点が、何よりもガイドヘルパーのやりがいと言えます。ガイドヘルパーがいると、利用者さん1人では難しい日常的な散歩や手続き、買い物など「気軽に」できるようになります。
利用者さんによって「やりたいこと」が変わってくるため、その人らしい生活を理解し支援できる点も魅力と言えます。
細やかなサービスを提供できる
通常の介護と比較して、ガイドヘルパーは1対1で利用者さんをケアできるため、細やかなサービス提供が可能です。利用者さんの想いを汲んでサービスを提供したいと考えている人にとって、個別対応は魅力的に映ります。
「美容室に外出したい」「街に買い物にいきたい」など利用者さんの以前の生活を思い出すような希望も多いです。利用者さんの体力に合わせつつ、必要な援助を行いながら無理のないペースで外出できる点も魅力です。
普段関わらない人と出会える
介護の仕事をしていると、普段関わる人は限られてしまいます。ガイドヘルパーとして働くと、さまざまな障がいを抱えながら、日常生活を送っている人と出会います。プライベートでは接する機会がなかった人と出会い、知らない世界に足を踏み入れて交流が可能です。
仕事で色んな方と出会うことに喜びややりがいを見出している人は、ガイドヘルパーを魅力的に感じるはずです。さまざまな人と出会うと、柔軟な対応力や行動を身に付けられるメリットもあります。
感謝されやすい
利用者さんはさまざまな障がいを抱えており、1人では外出できないもどかしさを抱えています。そのため、ガイドヘルパーの手伝いがあって外出できることに深く感謝してくれる方が多いです。
利用者さんが喜んでくれると、自分自身が達成感や満足感を感じられます。
新しい発見がある
障がいを抱えた利用者さんと外出すると、今まで気にならなかった段差や点字ブロックなどに気が付くようになります。実際に利用者さんの側でガイドすると障がいを持つ方の視点から見た、外出の難しさにも気付かされるはずです。
介護の仕事は基本的に室内で行われる場合が多く、外で活動するガイドヘルパーをすると新しい発見がたくさんできます。大きく視野を広げて、今後のサービスに活かしていきましょう。
ガイドヘルパーに向いてる人の特徴
ガイドヘルパーに向いている人は、人とコミュニケーションを取るのが得意で、人と関わることが好きな人です。また、1対1で外出するため、相手としっかりと向き合える人は向いています。利用者さんを介助しながら、案内を行う必要があるため、方向感覚に優れていると良いです。
ガイドヘルパーとして付き添ったときに、天気や交通機関などのトラブルによって予定を変更する必要があるかもしれません。そのような状況にも柔軟に対応できる人はガイドヘルパーに向いています。
関連記事:ガイドヘルパーに向いている人の特徴について詳しく知りたい方はこちら
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ガイドヘルパーとして、自分に合った環境で働きたいと考えている方はまずは一度ご相談ください。
ガイドヘルパーのしんどさに関するQ&A
ガイドヘルパーのデメリットは?
外出先の天気やトイレの確認などの事前準備から、当日付き添っているときの危険回避まで、気を抜かずに対応する必要がある点です。周囲に気を遣うため、精神的な負担が大きいことがデメリットと言えます。
トラブルが起きた場合にも、利用者の安全を第一に考えた臨機応変な対応が重要です。
ガイドヘルパーの報酬はいくらくらい?
一般的なガイドヘルパーの報酬は、月給20万円前後、時給で1,300〜1,800円程度です。サービスの種類や勤務する時間、サービス内容によっても報酬は変わります。
参考:カイゴジョブ「ガイドヘルパー(移動介護従事者)の給料と年収ってどれくらい?」
また、経験や介護福祉士の資格があるかによって給与が優遇される場合があります。具体的な報酬額が気になる方は、お住まいの地域のガイドヘルパー事業所に問い合わせてみてください。
やりがいを見つければガイドヘルパーとして働き続けられる!
ガイドヘルパーは周りに気を遣いながら、利用者さんとコミュニケーションを取って寄り添う仕事です。精神的に疲れやすく「しんどい」と感じる方は多いです。しかし、利用者さんに喜んでもらったり、密にコミュニケーションを取れたりすることにやりがいを感じる人も多くいます。
高齢化社会において需要がますます増えていく仕事です。