2024/07/25

【あなたどっち?】特養と老健どちらが働きやすい?特徴・向いてる人を紹介

介護のキャリア

「特養(特別養護老人ホーム)と老健(介護老人保健施設)のどっちが働きやすいんだろう」

このようにお考えではありませんか。

特養と老健はどちらも介護が必要な利用者を迎える施設ですが、役割や仕事内容に違いがあります。

そこで本記事では、下記の内容を紹介します。

  • 特養・老健の特徴とメリット・デメリット
  • 特養・老健に向いている人

特養と老健の違いを把握したうえで仕事を探したい方は、ぜひ最後までお読みください。

なお、特養・老健に転職をお考えの方は、介護派遣サービス「ホップ」がおすすめです。無料相談を受け付けているため、お気軽にご相談ください。

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【結論】特養と老健どちらが働きやすいかは人による

【結論】特養と老健どちらが働きやすいかは人による

特養と老健、どちらが働きやすいかは一概にいえません。それぞれの施設の特徴や個人の適性によって異なります。下記のポイントを考慮して、自分に合った職場を選びましょう。

  • 勤務体制
  • 給与
  • 仕事内容

たとえば、長期的なケアに携わりたい方は特養リハビリに興味がある方は老健が向いています。夜勤の多さや給与の違いなども考慮しましょう。

自分の価値観や目標に合った仕事を選ぶと、やりがいを感じながら長期間にわたって働けます。どちらが働きやすいかは個人の適性や希望によって変わるため、事前にしっかりと把握しておきましょう。

特養(特別養護老人ホーム)とは?

特養は、常時介護が必要な高齢者のための施設です。介護職員は、利用者の日常生活全般をサポートします。

特養でのおもな仕事内容は、下記のとおりです。

  • 食事、入浴、排泄の介助
  • 衣類の着脱補助
  • レクリエーションの企画・実施
  • 介護記録の作成

特養での勤務は24時間体制なので、夜勤もあります。給与に関しては、経験や資格によって異なりますが、一般的な目安は30万円程度です。

特養は長期的な視点で利用者のケアをおこなう場所です。利用者との信頼関係を築きながら、きめ細やかな介護を提供しなければなりません。

日々の支援を通じて利用者の尊厳を守り、快適な生活を送れるようサポートすることが、特養で働く介護職員の重要な役割です。

特養で働くメリット

特養で働くメリットは、下記のとおりです。

  • 公的施設なので安定して働ける
  • 専門性の高い介護スキルを習得できる
  • 長期的な介護ができる

特養は公的施設のため、民間の介護施設と比べて経営が安定しており長期間働けます。要介護度の高い方が多く入所しており、難しい介護にも対応する必要があるため、より専門的な介護技術を学べます。

特養は「終の棲家」と呼ばれるように、利用者が人生の最期まで過ごす場所です。利用者との関係を築き、きめ細やかな介護を提供できます。

特養で働くデメリット

特養で働くデメリットは、おもに下記の2点が挙げられます。

  • 最期を看取るため、精神的な負担が大きい
  • 要介護度の高い利用者が多いため、身体的な負担が大きい

特養では、利用者の最期を看取る場合が多くあります。長期間関わってきた方との別れは、大きな心の負担となります。

特養では要介護度の高い利用者が多いため、介助に伴う身体的な負荷が大きいです。長期間続けると、身体を痛めるリスクがあります。

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老健(介護老人保健施設)とは?

老健は、要介護者の在宅復帰を目指す中間施設です。病院での治療が終わった後、自宅に戻る前のリハビリをおこなう場所として機能します。

老健でのおもな仕事内容は、下記のとおりです。

  • 食事、入浴、排泄の介助
  • リハビリテーションの補助
  • 在宅復帰に向けた支援
  • 医療的ケアのサポート(医師や看護師と連携)

老健では介護職員だけでなく、医師や看護師などの多職種が連携してケアをおこなうため、チームワークが重要です。給与目安は30万円程度ですが、特養に比べるとやや低い傾向にあります。

老健は、利用者の在宅復帰を支援する施設です。利用者の状態改善や自立支援に直接携わり、その成果を目の当たりにできるため、やりがいを感じられます。したがって、介護の専門性を高めたい方にとっては魅力的な職場といえます。

老健で働くメリット

老健で働くメリットは、下記のとおりです。

  • 医療や介護に関する知見が広がる
  • 利用者の在宅復帰を目指すため、やりがいを感じられる
  • 介護度が低い利用者が多く、身体的な負担が少ない

老健は医療と介護の中間施設なので、医療的な知識や技術の習得が可能です。

老健のおもな役割は、利用者の在宅復帰です。がんばってリハビリを成し遂げた利用者が自宅に戻れた際には、大きな達成感を得られます。

比較的、介護度の低い利用者が多いため、身体的な負担が比較的小さい点も魅力です。

老健で働くデメリット

老健で働くデメリットには、おもに下記の2点が挙げられます。

  • 長期にわたるケアができないため、信頼関係を築きにくい
  • 医療に関するケアが多く、慣れないうちは大変

老健は在宅復帰を目指す施設です。利用者はリハビリが目的なので、滞在期間が比較的短くなります。したがって、深い信頼関係の構築は困難です。

老健では医療的なケアが求められます。経験の浅い介護職員は、慣れるまで負担に感じる可能性があるかもしれません。

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特養と老健の違いは?

特養と老健のおもな違いは、下記のとおりです。

項目特養老健
役割最期まで生活を支援在宅復帰の支援
人員医療職は少ない医療職が多い
仕事生活介護リハビリを含む生活介護
給与やや低めやや高め

利用者を介護するという点では、特養と老健に大きな違いはありません。特養のほうが要介護度の高い利用者が多いため、スタッフの身体的負担が大きかったり、給与が高かったりします。

特養・老健に向いている人の特徴

特養と老健では、求められる資質や適性が異なります。それぞれの施設に向いている人の特徴を見ていきましょう。

特養では、幅広く介護をおこなう必要があるため、介護技術を磨く機会が多くあります。老健では、多職種の連携によるチームケアが特徴なので、チームワークを大切にできる人におすすめです。

特養に向いている人

特養は、要介護度の高い利用者が多いため、下記のような特徴をもつ人に向いています。

  • 介護技術を身につけたい人
  • 体力に自信がある人
  • 精神力に自信がある人

介護技術を身につけたい人にとって、特養は理想的な環境です。日常生活全般の介助を必要とする方が多くいてさまざまな場面の仕事を経験できるため、幅広い介護技術を習得できます。

寝たきりの方や要介護度が高い方も多く、移乗や体位交換などの身体介助が頻繁に必要なので体力に自信がある人におすすめです。

特養は老健と違って、利用者の最期を看取る場合があります。最期の場面に遭遇しても崩れない精神力がある人におすすめです。

老健に向いている人

老健に向いている人の特徴は、下記のとおりです。

  • コミュニケーション能力が優れている人
  • 医療やリハビリに興味がある人
  • チームケアに興味がある人

コミュニケーション能力が高い人は、利用者はもちろん医師や看護師、リハビリ専門職などとスムーズに情報共有できます。

老健は在宅復帰を目指す利用者が多いため、医療的ケアやリハビリの知識を得られます。

老健では多職種による協働が不可欠なので、チームケアに興味がある人におすすめです。

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特養と老健、どちらが自分に合っているか迷っている方におすすめなのが、介護派遣サービス「ホップ」です。

ホップはスキルをもったコーディネーターが希望をヒアリングし、特養と老健のどちらに向いているのか、最適な職場探しをサポートします。

ホップの特徴は、下記のとおりです。

  • 勤務時間に応じてポイントを付与
  • 会員ランク制度で収入アップ
  • 通信サービスを無料で利用可能

通常の給与だけではなく、現金に還元できるポイントを付与しています。特養と老健は人によって働きやすさが異なるため、スキルをもつコーディネーターがしっかりとヒアリングをして最適な職場を探します。

特養と老健、どちらが自分に合っているか悩んでいる方は、ぜひご相談ください。

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特養と老健の働きやすさに関するQ&A

特養と老健の働きやすさについて、よくある質問を紹介します。

  • 特養が人気な理由は何?
  • 特養と老健の給料はどれくらい違う?

それぞれの回答を見ていきましょう。

特養が人気な理由は何?

特養は終身介護をおこなう施設のため、利用者の長期利用が前提です。介護職員の雇用も安定しやすい傾向にあります。

利用者との信頼関係を築きやすく、家族とも良好な関係を保ちやすいのが特徴のため、やりがいを感じられる職場環境です。

特養と老健の給料はどれくらい違う?

特養と老健の給料は、一般的に大きな差はありません。両者とも介護職として働く場合、基本給や諸手当を含めた月給の相場は約30万円程度です。両者を比較すると特養のほうが高い傾向にあります。

あくまで平均的な傾向であり、実際の給与は地域や施設の規模、個人の経験や資格によって大きく異なります。

特養と老健の特徴を理解して介護のプロを目指そう

特養と老健、どちらが働きやすいかは個人の適性や希望によって異なります。どちらが向いているのか、しっかりと把握してから転職するのがおすすめです。

たとえば、特養は要介護度の高い利用者が多く、最期までサポートしなければなりません。老健は在宅復帰を目指して介護するため、特養と比べて短期的です。

特養と老健は、両方とも利用者の生活を支える重要な仕事です。自分の適性を活かせる環境で、やりがいをもって働きましょう。

 

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著者情報 / 監修者情報

北岡 樹
介護業界の資格取得学校へ新卒で入社。 資格学校と提携している人材派遣会社へ入社し、人材業界に挑戦。 東京都での支店立上、北陸甲信越、千葉県、西日本でのマネージャーの経験し、現在⁺ホップの新宿オフィスのマネージャーとして従事。