2024/04/24

【経験談】介護職の転職は当たり前?転職理由や成功させるコツも紹介

介護のキャリア

「今の職場は人間関係が悪くてストレスが大きいから、転職を考えている」

「転職しても今と同じような待遇だったらどうしよう」

介護職の転職が当たり前と言われる背景には、厳しい労働環境や人間関係などの理由があります。業務内容に対して給料が安いことや、体力の問題を訴える人も多いです。

本記事では、介護職の転職理由や転職が成功するコツを紹介します。今の職場で働くことがつらく転職を考えている人は、参考にしてみてください。

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介護職の転職回数が多いのは当たり前なの?

介護職は、ほかの職種に比べて転職が多いと言えるでしょう。転職は決して珍しくなく、介護業界の労働環境や人間関係を反映した結果と言えます。

「介護の仕事は好きだけれど、老後の貯金のためにもっとお給料がほしい」と言って、別の職種に転職する人もいます。「今まで介護施設で夜勤をやっていたけれど、体力がもたなくなってきたからデイサービスに転職する」など、理由はさまざまです。

記事監修者:長谷部宏依
長谷部宏依(はせべひろえ)
介護職は求人数も多く、自分に合わなくなった職場からの転職を考える人が多いため、転職回数が多くなりやすいです。

介護職の転職が当たり前と言われる5つの理由

介護職の転職が当たり前と言われる5つの理由

介護職の転職が当たり前と言われるのは、以下の4つの理由があります。

  • 人間関係が悪く辞めたくなる
  • 給料が安い
  • 業務が忙しく体力も必要
  • 教育が不十分
  • 休みの希望や残業時間などの労働条件
記事監修者:長谷部宏依
長谷部宏依(はせべひろえ)
一つひとつ解説します。

人間関係が悪く辞めたくなる

介護職は人と直接かかわる仕事なので、職場の人間関係はストレスの原因になりがちです。厚生労働省の調査でも、介護の仕事を辞めた理由として「職場の人間関係に問題があったため」が全体の20%で第1位となっています。

理由として、以下のような例が挙げられます。

  • 上司や管理者の意見に賛同できない
  • 上司や先輩からパワハラを受けた
  • 無視された
  • 仕事を押し付けられる
  • 利用者から暴言やセクハラを受けた
  • 家族から無理難題を言われる

職場の人間関係が悪化すると働きづらくなり、職場にいくことすら苦痛になる場合も多いです。悪化した状態が継続すると精神的負担が大きくなり、退職や転職につながってしまいます。

参考:介護労働の現状|厚生労働省

給料が安い

介護職は給料が安いと言われています。政府は「介護職員処遇改善加算」などを創設し、給料の引き上げをしているため、徐々に上昇しています。

記事監修者:長谷部宏依
長谷部宏依(はせべひろえ)
それでもほかの職種と比べると、給料が安いのが現実です。

老後を見据えて安定した収入がほしい、夜勤専従になって稼ぎたいと転職を選ぶケースも多く見られます。

業務が忙しく体力も必要

介護業界は慢性的な人手不足が続いており、多くの問題を引き起こしています。次々と業務をこなさなければならず、余裕をもって働けません。日中は現場の仕事をして、就業後に事務仕事をこなしている介護職も多くいます。

介護職は立ち仕事も多く、体力的にも精神的にも負担が大きい仕事です。重い利用者を抱えたり、移動させたりする際には多くの体力を要します。夜勤や残業をおこなう場合もあり、不規則な生活やストレスの多さも転職理由のひとつです。

教育が不十分

介護職は、質の高い介護を提供するために、専門的な知識や技術が必要です。現状は、十分な教育や指導がされていないまま現場の仕事に就いているケースもあります。

記事監修者:長谷部宏依
長谷部宏依(はせべひろえ)
小規模の施設の場合、現場で先輩の仕事を見ながら覚えていく場合も多く見られます。

筆者が経験した中で印象的だったのは、入職初日からすぐに介護現場に出された介護職員のケースです。専任の教育担当者がいない状態で仕事をはじめなければならず、非常に不安を感じているようでした。その結果、次の日に退職してしまいました。

不十分な教育の問題にも人手不足が影響しています。施設側もしっかりと教育をしたいと思うものの、日常業務が忙しすぎて現場の人手が足りず、十分な教育時間が確保できません。

教育が不十分なまま仕事を始めた場合、どのように対応して良いのかわからず、不安になることも多いでしょう。仕事に対する意欲低下や職場への不信感となり、退職につながってしまいます。

休みの希望や残業時間などの労働条件

休みがとりにくい、有給休暇が希望通りにとれないといった、労働条件に対する不満も退職理由になります。

「有給がとりたいのに、今までの慣例で希望が言えない」「勤務時間内に仕事が終わらず、毎日残業になってしまう」など、労働条件が悪いと不満やストレスは徐々に溜まっていくでしょう。

介護職は人手不足が常態化しており、有給休暇の希望は難しい場合があります。筆者が以前に勤めていた介護施設では、特別な事情がない限り有給の希望を出すことが許されていませんでした。自分は希望していないにもかかわらず、「有給が消えるから」といった理由で有給が勝手にシフトに組み込まれていたケースもあります。介護職に主体性がない状況だったのを覚えています。

介護の仕事はトラブルが発生する場合も多く、勤務時間内に業務が終わらないこともしばしばです。残業が日常化し、介護職の健康やワークライフバランスに影響を与えています。理想の生活からかけ離れてしまい、介護職を退職するケースもみられます。

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介護職の転職を成功させるためのコツ

今の職場から転職をしようと考える場合、しっかりと計画をする必要があります。やみくもに転職活動をすると、失敗する可能性があるため注意は必要です。以下の4つのポイントに注意しましょう。

  • 目的を明確にする
  • 自己分析をする
  • 情報収集を怠らない
  • 複数の転職サイトに登録する

一つひとつ解説します。

目的を明確にする

まずは、転職する目的を明確にしましょう。「将来なりたいイメージをもっているけれど、今の職場では想像できない」など、前向きな転職は成功しやすいです。今の職場が合わないなど、現状の不満から逃れるためだけに転職する場合は、同じ状況を繰り返す場合が多いです。

目的が明確になれば、どのような職場を探せば良いのかはっきりするでしょう。転職が成功する人は、なりたい姿が自分自身の中で明確になっています。

自己分析をする

転職を進めるうえで、自己分析は必須です。自分自身の過去を振り返り、以下の項目を深掘りしてみましょう。

  • 好きなこと
  • 得意なこと
  • 嫌いなこと
  • 苦手なこと
記事監修者:長谷部宏依
長谷部宏依(はせべひろえ)
自分自身の強みや弱みがわかれば、どのような職場が良いのか何をしたいのかがはっきりしてくるはずです。

たとえば、仲間と一緒より自分のペースで仕事がしたいとわかった場合、施設やデイサービスより、訪問介護が良いかもしれません。体力がありお金も稼ぎたいとなったら、施設の夜勤専従もおすすめです。

自己分析をすることで、次の転職先とのミスマッチが少なくなります。

情報収集を怠らない

転職活動には、情報収集は欠かせません。転職サイトや求人情報を活用し、自分に合った求人情報を見逃さないようにしましょう。施設や事業所のホームページを見ると、求人情報が掲載されている場合も多いです。

記事監修者:長谷部宏依
長谷部宏依(はせべひろえ)
知人や友人に介護職の人がいれば、話を聞いてみても良いでしょう。

複数の転職サイトに登録する

転職しようとする場合、一人で活動すると時間がかかってしまいます。介護職向けの転職サイトに登録すれば、効率的に転職活動ができます。さまざまな介護職向けの転職サイトはありますが、それぞれ得意分野や強み、対象のエリアなどが違うため、1社だけでなく複数の会社に登録しましょう。

プロにアドバイスを受けられるのも大きなメリットです。気づいていない一面を引き出してもらえる可能性もあり、自分にマッチした転職先を見つけられる場合も多いでしょう。

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ホップは介護派遣に特化した転職サポートサービスを展開しています。20,000件近くの求人をとり扱っているため、ご自分の希望や条件に合った転職先が見つかりやすいでしょう。お仕事探しには、介護資格があり現場を良く知っているコーディネーターが親身にサポートします。

履歴書の書き方の指導はもちろん、面談が苦手な人の場合は一緒に練習もおこないます。就職したあとも不安な場面に出くわす場合もあるでしょう。ホップはLINEや電話などで365日、ご相談に対応しているので、悩みは1人で抱え込まずお気軽にご連絡ください。

介護職の転職は当たり前なので前向きにとらえることが大切

介護職において、転職は特別な状況ではありません。労働環境や給料の安さといった介護業界の問題があるため、新しい職場に移りたいと考えるのは自然な流れです。

転職を成功させるには、早く転職先を決めたいと思っても焦らないことが大切です。目的を明確にし、十分な情報収集と準備ができれば、成功への確率が高まります。

記事監修者:長谷部宏依
長谷部宏依(はせべひろえ)
一人で不安なときには、転職サポートを活用すれば、効率的にスムーズな転職活動が進められるでしょう。

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著者情報 / 監修者情報

長谷部宏依(はせべひろえ)
介護職員として介護老人保健施設に入職。 その後介護福祉士を取得し訪問介護や訪問入浴、デイサービスで働く。 ケアマネジャーは20年の実績があり、100名以上の高齢者を担当。 認認介護や老老介護、介護拒否など困難事例も多く経験。 現在はWebライターとして介護記事を中心に執筆している。