2024/01/26

「50代未経験の介護職員」が仕事を覚えられない悩みを解消!5つの方法を紹介

介護に関する悩み

「未経験だと覚える仕事が多くて辛い…」

「1度教わってもなかなか仕事を覚えられない…」

このような悩みをお持ちの方もいるでしょう。

50代未経験で介護職を始めた方の多くが直面する問題で、ときには辛く感じてしまうものです。

本記事では、仕事が覚えられない理由と対処方法について詳しく解説します。これからも介護職として働き続けたいと考えている方は参考にしてみてください。

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【50代未経験】介護職員が「仕事を覚えられない」と悩む理由

【50代未経験】介護職員が「仕事を覚えられない」と悩む理由の図解

50代未経験で介護職になった方が「仕事を覚えられない」と悩む理由は、以下の5つです。

  • 覚える仕事が多いから
  • 臨機応変に対応する必要があるから
  • 技術を求められる場面があるから
  • 質問しにくいから
  • 職場の教育システムが不十分

詳しく解説していきます。

覚える仕事が多いから

介護の仕事は、覚えることが多いです。

利用者さんの基本情報や1日の仕事の流れ、基本的なケアの方法、など多岐に渡ります。未経験で介護職になった方は、仕事にも慣れておらず、覚えられないのは当たり前です。

そのため必要以上に「仕事を覚えられない」と悩まず、慣れたらできるようになると割り切りましょう。

また、一般的に勤めている職場の規模が大きくなると、覚える仕事も多くなると認識しておきましょう。

臨機応変に対応する必要があるから

介護職は利用者の状況に応じて、臨機応変な対応を求められます。

いろいろなことが重なって起きた場合は、優先順位を決めながら仕事を進めなければなりません。

そのため、職場に慣れないうちは「判断が難しい」と感じる場面も多いでしょう。しかし、経験を積んでいくと解決できる仕事も増えていくので、真摯に対応しましょう。

技術を求められる場面があるから

50代未経験だとしても、介護職として勤めはじめた以上は介護の技術や知識などが必要とされます。利用者さんにとっては、未経験であっても経験者であっても同じ「介護職」です。まだ経験が浅いうちに技術を求められる場面に出くわすと、戸惑う瞬間があるでしょう。

先輩に教えてもらいながら、技術が求められる仕事に挑戦していく姿勢が大事です。

質問しにくいから

50代から未経験で介護職として働く場合、先輩が年下というケースが多いです。

気軽に質問しにくかったり、相手から見るとあなたが年上のため遠慮して指摘できなかったりするケースがあるでしょう。

自分から質問しやすい、指摘されやすい空気作りが大事です。あなたは人生の先輩かもしれませんが、介護現場で自分よりも長く働いている人は、年齢が年下であろうと先輩です。

より良い信頼関係を築けるように、自分から挨拶や質問などしていくようにしましょう。

職場の教育システムが不十分

仕事を覚えるためには、当然自分の努力が必要不可欠です。しかし、仕事が覚えられない原因は職場にもあるかもしれません。

たとえば、以下のようなケースでは職場の教育システムが不十分と考えられます。

  • 研修がない
  • マニュアルがない
  • 指導者がいない

介護現場は常に人手不足で、ケアを教えられる職員がいないケースも存在します。

勤めている施設の教育体制が不十分ではないか、一度考えてみましょう。

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50代未経験の介護職員が覚えておくべき仕事内容

未経験で介護スキルがまだ身についてない方でも、覚えておくべき仕事があります。まずは、この3つの仕事を覚えるようにしましょう。

  • 利用者の名前・特徴
  • 1日の仕事の流れ
  • 介護の知識やスキル

順番に紹介していきます。

利用者の名前・特徴

介護のスキルがなくても、利用者さんの名前や特徴を覚えると声をかけられます。病歴やどんな仕事をしていたのか、性格、好みなどを知っておくと、ケアの注意点も覚えやすくなるでしょう。話したことのあるスタッフだと、利用者さんも安心して介護を受けられるというメリットもあります。

仕事が覚えられないと感じている場合でも、なるべく早めに利用者さんの名前と特徴を覚えておきましょう。

1日の仕事の流れ

仕事を覚えるために、1日の仕事の流れを把握することはとても重要です。どのようなときにどんな仕事をする必要があるのか、時間ごとに行う仕事はどのようなことなのか、を意識しましょう。

仕事の流れを覚えることで、時間や心に余裕を持って仕事に取り組めます。

なかなか覚えられない場合は、1時間ごとに行う仕事を洗い出して覚えるようにしましょう。

たとえば、食事の準備といっても「お茶の準備」「エプロン、食器の準備」「食堂への移動介助」「嚥下体操」「配膳」などたくさんの支度があります。それぞれのタスクをいつ行う必要があるのか、を考えて1日のリストに組み込んでみましょう。

1日の中でいつ何をするかを細かく把握しておくと、迷わずに行動に移せます。

介護の知識やスキル

介護を行うために正しい知識やスキルを身につけましょう。とくに身体介護を行う場合は、正しい技術を身につけることで、利用者さんの怪我や介助者の腰痛を予防できます。

また、スキルだけではなく介護制度の知識についても深く学びましょう。利用者さんが普段から関わっている「専門職」や受けている「支援」を把握することは、利用者さんの理解につながります。

疑問に思ったことや必要と感じたことは、少しずつでもいいので、覚えていく姿勢が大切です。

関連記事:「介護職が身につけるべき知識と研修」について詳しく解説した記事はこちら

【未経験OK】50代の介護職員が仕事を覚える5つの方法

「仕事を覚えようとしても、覚えられない…」という方のために、仕事を覚える5つの方法を紹介します。ぜひ試してみてください。

  • 仕事の目的を意識する
  • メモを取る
  • 先輩や上司に質問する
  • 業務を振り返る
  • 資格取得などの目標を持つ

詳しく紹介していきます。

仕事の目的を意識する

なぜこの仕事が必要なのか、目的や背景を理解すると仕事内容が覚えやすくなります。

たとえば、「お風呂の日だからシーツ交換する」「昼食前にトイレにいく」など関連づけていくと仕事を覚えやすくなるはずです。

余裕がないと、仕事の目的を意識することが難しく感じるかもしれませんが、繰り返すことで徐々に仕事が楽になると実感できるはずです。

メモを取る

年齢を重ねてくるとその場ですべて覚えることは難しくなります。そのため、繰り返し見返せるようにメモを取りましょう。

ただし、ケアを行いながら教わる場合はメモを取れません。介護現場では実践的に学ぶことも重要になります。説明を聞くときは集中して、あとで忘れないうちにまとめてメモするようにしましょう。

メモを取る際は文章ではなく、要点をまとめて書いておくと、振り返りやすくなります。

先輩や上司に質問する

不安や疑問は、早めに解決できるのが望ましいです。

「もう歳だから覚えるのに時間がかかる」「新人だから仕方ない」はいつまでも通用しません。誰かが教えてくれるのを待つだけではなく、わからないことは自分から積極的に質問しましょう。

質問の際は仕事に支障をきたさないよう、業務の開始前や終了後、休憩時間などに尋ねるのがポイントです。

介護報酬の改定は3年ごとに行われ、介護業界の知識も変わり続けます。常に関心を持つことも忘れないようにしましょう。

業務を振り返る

仕事が終わった後に、今日の業務を客観的に振り返るようにしましょう。

1度行っただけでは、知識や技術は身につきません。何度も振り返ることで知識が身につき技術も成長していきます。業務の改善点を自分で見つけられると、次回から意識できるようになるはずです。

また、ひとつの業務だけではなく、1日の流れも振り返ることで、勤務の際はスムーズに行動できるようになるでしょう。

資格取得などの目標を持つ

未経験で仕事をはじめた場合、覚えられない原因のひとつとして「介護の知識不足」が考えられます。

研修に参加して介護知識を学んだり、資格取得を目指したりすれば、しっかりと知識を身につけられます。未経験から介護職になった方におすすめなのは「介護職員初任者研修」の取得です。

資格取得などの目標を見つけると「やりがい」の発見にもつながり、仕事を覚えるモチベーションにもつながります。目標を見つけて介護の仕事を続けていきましょう。

「今の職場が合わない・きつい」と感じるなら転職するのも一つの手

「今の職場が合わない・きつい」と感じるなら転職するのも一つの手

仕事が覚えられない理由として、職場の教育制度が良くないかもしれません。

その場合、今回紹介した「仕事を覚える方法」を試しても、うまくいかない可能性があります。

「職場が合わない」「職場がきつい」と感じているなら、転職するのもひとつの方法です。

そこでおすすめなのが、教育制度が整った職場への転職です。

たとえば介護派遣のホップなら、転職コーディネーターが介護職10年以上の経験者で、あなたにあった職場を紹介できます。転職後に悩んだことがあっても、サポートを手厚くおこなってくれる点も安心です。

悩んだら、まずは無料で相談してみてください。

50代未経験の介護職員に関するQ&A

「仕事が覚えられない」以外にも、50代未経験の介護職員が抱える悩みは多くあります。

ここでは、以下の2つの悩みについてお答えします。

  • 仕事に慣れるまで何年くらいかかる?
  • 50代を超えると体力が持つか心配なんだけど…

詳しく紹介していきます。

仕事に慣れるまで何年くらいかかる?

介護職の仕事に慣れるまでの期間は、一般的に3か月と言われています。

仕事内容は、食事や入浴、排泄介助などの身体介助から生活介助、レクリエーションの企画や運営など多岐に渡ります。仕事に慣れるまでは時間がかかるでしょう。

また、年齢や個人の経験、職場の教育制度、働く日数によっても慣れるまでの期間は変わります。焦らずにひとつずつ仕事を覚えていきましょう。

50代を超えると体力が持つか心配なんだけど…

50代を超えてくると、体力の低下が気になるという方は多いでしょう。ですが、年齢による体力低下は仕方ないものです。日頃から運動したり、しっかりと睡眠を取ったりすれば、健康を維持しながら働き続けられます。

しかし、「仕事がきつい」と感じた場合は体調を崩す前に、勤務時間の短縮やシフト調整をしてもらいましょう。

関連記事:介護職は60歳を過ぎても働ける理由について解説した記事はこちら

50代未経験からでも大丈夫!介護の仕事は謙虚に少しずつ仕事を覚えよう

50代から未経験で介護職になるのはとても大変です。

しかし、今までの社会経験を生かせることからも、介護職は年齢に関係なく挑戦できる仕事のひとつといえます。

「仕事が覚えられない」から介護職を辞めたいと感じている方は、仕事を覚える5つの方法を実践してみてください。できる努力をすべてして、それでも仕事を覚えられない場合は職場の教育システムに問題がある可能性があります。

そんなときは、より働きやすい職場への転職を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

たとえば介護派遣のホップなら、転職コーディネーターの経験が豊富で、あなたにあった職場を紹介できます。転職後に悩んだことがあっても、サポートを手厚くおこなってくれる点も安心です。ぜひ一度、介護派遣のホップにご相談ください。

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著者情報 / 監修者情報

北岡 樹
介護業界の資格取得学校へ新卒で入社。 資格学校と提携している人材派遣会社へ入社し、人材業界に挑戦。 東京都での支店立上、北陸甲信越、千葉県、西日本でのマネージャーの経験し、現在⁺ホップの新宿オフィスのマネージャーとして従事。