「介護職をしているけれど、なかなか給与が上がらない」
「老後のことも考えると、もう少し給与がもらえるようになるといいんだけれど」
介護の仕事は好きだけれど、給与の面ではなかなか報われないと感じていませんか?実際に月30万円以上稼いでいる介護職は多くいます。資格を取得することや勤続年数を長くするなど方法はさまざまです。
そこでこの記事では、介護職が月30万円稼ぐ8つの方法を紹介していきます。収入を今よりアップさせたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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【結論】介護職は月30万円以上稼げる!
厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」では、令和4年9月の介護職員の月給者の平均給与額は、約31万7,000円です。この金額はあくまでも平均値であり、実際の給与にはばらつきが見られます。地域や事業所の規模、経験年数などによって給与は異なるため、月30万円未満の場合もあります。
夜勤手当や残業手当、資格手当などのさまざまな手当が加算されることにより、月30万円以上稼ぐ介護職も少なくありません。同じ職場内でキャリアアップをして管理職になったり、より給与の高い施設や事業所に転職したりすれば、給与を上げることもできるでしょう。
現在の給与に満足していない方でも、働く環境を変えることで月30万円以上を稼げる可能性は十分にあります。
介護職で月30万円以上稼ぐ8つの方法
介護職で月30万円以上稼ぐ方法は、時間のかかるものからすぐに挑戦できるものまでさまざまです。いきなりたくさんの方法を行う必要はありません。自分の環境や状況に合わせてできることからはじめていきましょう。
介護職で30万円以上稼ぐ方法は以下の8つです。
- 夜勤の回数を増やす
- 夜勤専従になる
- 経験年数を増やす
- 資格を取得する
- 給与アップの交渉をする
- キャリアアップする
- 転職活動をする
- 福利厚生が充実している介護派遣に登録する
ケアマネジャーの実績が20年以上ある筆者が、介護職で月30万円以上稼ぐ方法を解説します。
夜勤の回数を増やす
介護老人福祉施設や介護老人保健施設など、24時間の介護をしている施設の場合は、夜勤があります。通常は夜勤をすると1回あたり平均6,632円の手当が付くため、回数が多いほど給与も上がるでしょう。
2交代制を採用している施設の場合、夜勤は通常16時間(例:16:00〜翌朝9:00)で行われます。夜勤が朝9:00に終わり、次の日の16:00からまた夜勤に入るパターンを繰り返していけば、夜勤手当が付くため給与は増えていきます。
しかし、労働基準法では1週間あたりの労働時間が40時間を超えないように決められており、夜勤の回数をやみくもに増やすことはできません。そのため、可能な範囲内で夜勤の回数を増やしてもらえるように職場との交渉が必要です。
参考:厚生労働省「労働時間・休日に関する主な制度」
夜勤専従になる
夜勤の回数を増やすのではなく、夜勤専従という働き方があります。その名のとおり、夜勤専門で働く形態を指します。夜勤手当が付くメリット以外にも、日勤と夜勤の交代勤務より、生活のリズムが乱れにくくなり体調の管理がしやすいといえるでしょう。
夜勤には以下の2種類があります。
夜勤の種類 | 勤務時間の例 | 労働時間 |
---|---|---|
ロング夜勤(2交代制) | 16:00~翌朝9:00(休憩2時間) | 16時間 |
ショート夜勤(3交代制) | 23:00~翌朝8:00(休憩1時間) | 8時間 |
ロング勤務の場合、1回の出勤で2日分働くことになるため、1か月あたり10日程度の勤務日数です。
経験を積む
同じ事業所で長く働くメリットは、定期昇給により給与が上がることです。長期間にわたって勤務すれば、昇給効果は大きくなります。勤続年数が長いと、経験やスキルは評価され給与が上がる可能性は高いです。
厚生労働省のデータでは、勤続年数と平均給与額は以下のようになっています。
勤続年数 | 平均給与額 |
---|---|
1年 | 280,550円 |
2年 | 288,750円 |
3年 | 297,460円 |
4年 | 302,180円 |
5年 | 305,970円 |
参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」
勤続年数が長い介護職員の処遇を重点的に改善するために、政府は新しい制度を作りました。勤続10年以上の介護福祉士には、毎月約8万円の特定処遇改善加算が付くようになっています。
資格を取得する
資格を取得することで資格手当が付き、給与が上がる可能性はあります。とくに、月30万円以上稼ぐには介護福祉士の資格取得をおすすめします。下記の表を見てわかるように、無資格と介護福祉士の資格を持っている場合では、給与に大きく差が出ているのは現実です。
資格の有無 | 平均給与額 |
---|---|
保有資格なし | 268,680円 |
介護福祉士 | 331,080円 |
社会福祉士 | 350,120円 |
ケアマネジャー | 376,770円 |
参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」
介護福祉士になるには、3年の実務経験と実務者研修の受講が必要です。資格試験は年1回あり、日々の仕事や家事の合間にコツコツと勉強していくことが大切です。介護福祉士の資格は国家試験であり、保有していることで事業所や利用者からの信頼が得られます。
介護福祉士の資格は転職にも役立ちます。
給与アップの交渉をする
勤続年数が長かったり、成果を上げていたりする場合は、給与アップの交渉が成功するかもしれません。職場と交渉する場合は、これまでの業務内容や実績をしっかりとアピールすることが必要です。具体的に数字で示せばよりわかりやすいでしょう。
介護業界は職員不足が慢性化しており、離職率も高い傾向です。事業所も職員を手放したくないはずなので、給与アップが期待できるかもしれません。
キャリアアップする
介護の仕事を始めたときには無資格でも、仕事をしながら資格を取得していく方は多くいます。「介護職員初任者研修」から始めて「介護福祉士実務者研修」を修了すれば、訪問介護でホームヘルパーができます。3年の実務経験を得られたら「介護福祉士」を取得しましょう。
介護職はキャリアアップが可能な仕事です。訪問介護事業所なら、資格があることでサービス提供責任者や管理者といった役職に就けます。資格が必須の職種は給与が高めに設定されていることが多いため、昇給が期待できます。
資格取得までには時間はかかりますが、知識と経験を身に付けることで給与アップにつながっていくでしょう。
転職活動をする
現在の職場で給与アップが見込めないと感じたときには、転職して収入を増やす選択肢もあります。施設や事業所によって平均的な給与は異なるため、転職先を選ぶ際には事前に調べることが必要です。
下記の表を見てわかるように、給与額には大きな差があります。
施設の種類 | 平均給与額 |
---|---|
介護老人福祉施設 | 348,040円 |
介護老人保健施設 | 339,040円 |
介護医療院 | 320,700円 |
訪問介護事業所 | 315,170円 |
通所介護事業所 | 275,620円 |
参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」
給与が良くても休みが取りづらかったり、労働条件が厳しかったりする場合があるので注意が必要です。基本給が低めに設定されており、資格手当や時間外手当で給与を増やしている場合があります。基本給はボーナスや退職金の査定額に関わってくるため、チェックする必要があります。
福利厚生が充実している介護派遣に登録する
介護職として働くには、事業所との直接雇用だけでなく、介護派遣という方法もあります。同じ職場で働いていても、介護派遣の方が給与の多いことは良くあることです。
介護派遣は施設から給与をもらうのではなく、派遣会社から受け取ります。福利厚生が充実した派遣会社に登録すると、給与が上がるだけでなく出費が抑えられるため、より良い生活が送れる可能性はあります。
次に、おすすめの介護派遣会社を紹介します。
派遣や転職で月収アップを目指すならホップがおすすめ
「今の職場では給与が上がらないし、月収30万円を目指すのは難しい」と考えているなら、介護人材サービス「ホップ」がおすすめです。ホップは介護派遣の会社で、介護職の待遇アップを目指し、働いている方のサポートをしたいと考えています。介護職が楽しく元気に働けないと、良い介護もできないためです。
福利厚生を充実させているのがホップの特徴です。
「ホップポイント」は働いた時間によってポイントが加算されます。たまったポイントはボーナスとして還元されます。有効期限はないため、途中で消えることはありません。ボーナス(最大年4回)や誕生月などにもポイントが付きます。
「会員ランク制度」は、勤務時間に応じて会員ランクが上がる制度です。ランクは「レギュラー」から「ダイアモンド」の6つに分かれています。ランクアップすることで、ポイント倍率が上がるのでボーナスに影響してきます。
「通信サービスの無料利用」は、スマートフォンのパケット通信を毎月50ギガまで無料で利用できる制度です。スマートフォンの通信料が抑えられるため節約になるでしょう。
ホップのコーディネーターは、介護資格を持った経験豊富な人材が多く在籍しています。仕事を探している方の専任担当者となり、仕事探しから就業中の支援まで行います。仕事をしながら一人で仕事を探すのは非常に大変です。お困りのときには、ホップのコーディネーターにご相談ください。難しい条件でも一人ひとりに合った求人を探し提案していきます。
介護職で月30万円以上稼ぐには日々の行動が大事
ここまで、介護職で月30万円以上稼ぐ方法について解説してきました。一般的に介護職の給与は低いと思われがちですが、30万円以上稼いでいる方も意外と多いです。資格取得を目指したりスキルアップをしたりなど、自ら努力して収入を増やしています。すでに努力しているにもかかわらず収入を増やすことが難しいと感じているなら、ホップに相談してください。
ホップには、10年以上の経験がある介護派遣のコーディネーターがいます。豊富な実績と経験があり、介護の仕事を楽しく、より充実させるためのサポートをしていきます。
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